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苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第11章 最後の言葉



土「まぁ、そう言うこった」
『いや、全然意味わかりません』

そう言うことってほんとどういうことよ?

土「・・・・・お前は・・・・命はれるか?」
『副長のためにですか?』
土「いや、副長としての俺じゃなくて、土方十四郎にだ」
『もちろん。あ、でも銀時とか総悟にもだけど・・・・・』

あとは、神楽ちゃんでしょ、新八君、ヅラ・・・・はないかな?晋助、ジミー、近藤さん?お妙さんもかな?
あれ?私の命いくらあっても足りなくね?

土「お前が俺のために命落としてもいいって思ってるように、俺も同じように思ってるってこった」
『・・・・・』
土「意味わかったか?」

わかんない・・・・・かな。
だってトシは今までずっと苦しんできたのに・・・・・
それなのに・・・・・

私のために命を懸けるなんて・・・・可笑しいよ。

でも、その言葉は紡げなかった。

『っ!?』

トシが私の後頭部を掴み、引っ張る。そしてそのままキスをされた。

触れるだけのキス。

土「わかったか?」
『・・・・はい・・・・でも・・・・』
土「でも、じゃねぇ。わかったんだな?」

有無を言わせないようだった。
怒っている。
私何かしたっけ?

『わかりました』
土「ならいい」

運転をそのまま続けるトシの横顔を見る。

何か伝えなきゃいけないことがあったような気がする。

私が回復するまでに眠っている間に・・・・・

誰かと話したような気がする。

誰だったっけ?

白い花があたり一面に咲いてて・・・・・

そこに白い着物を着た女の人が・・・・・

あ・・・・・

そうだった・・・・・

つーか何で今思い出した?
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