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苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第11章 最後の言葉


私は体育館に入る前にトシに言った。

『ここで待ってて?』

その言葉にトシは頷く。私はそれを確認すると体育館に足を踏み入れた。

その瞬間、圧倒的な威圧感が押し寄せてきた。
恐い、苦しい。そう感じる。

でも、私は刀に手を伸ばし一気に抜刀した。

真「随分やってくれたね?」

声が明らかに怒りを示している。が、トシほど恐くない。

『あなたに縛られる権利はないと思って』
真「たとえそれが、仲間の命を脅かす行動であってもかい?」

挑発するような言い方。
トシの顔で声でそう言われているように感じてしまう。

でも、この人はまったくの別人。

『だからこそ、今私はあなたを倒す』

私のその言葉に真太郎さんは笑う。

真「そうか・・・・・なら」

真太郎さんは刀に手をかけた。
私の手の甲に汗が流れ落ちる。

でも、不思議と怖さはなかった。

次の瞬間、真太郎さんは一瞬で私の目の前に移動する。
刀が突きだされる。が、私はそれを受け止める。

そこに蹴りが飛んできたが、なんとか体を反転させた。

そのままの勢いで首に足をかけようとするが、その足は逆に掴まれ、私は宙へと放り出される。
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