第7章 苦しいんですが?土方さん
土「・・・・・たりめーだ」
ぼそりと呟いたトシは少し頬を赤らめていた。
『総悟は可愛い。ジミーも可愛い。銀時はよくわかんない』
土「桂は」
『よくわかんない』
土「高杉は」
『好き』
土「近藤さんは」
『ゴリラ』
土「オイ・・・・・あの神威ってやつは?」
『今その名前出すか?普通』
てか、銀時よくわかんないって・・・・・・
土「俺は?」
『・・・・それ聞きたかっただけじゃん』
土「俺は?」
『・・・・・・言わない』
いや~・・・・恥ずかしいからね・・・・コレ。
土「そうかよ」
『寝起きの副長は甘えん坊で~す!!』
土「俺は・・・・好きだな。お前のこと」
『再確認?』
土「ああ」
『私はさ・・・・・・ よ?』
トシはその言葉に耳まで赤く染め上げた。
『アッハハハハ!!ゆでダコで~い!!』
土「んな!?からかってんだろ!?」
私はなんとかトシの腕から逃げ出すと、べぇっと舌を出した。
『さっさと仕事してくださいね?鬼の副長さん』
トシはそんな私に近づくと、私の鼻をつまんだ。
『ふぐっ』
土「生意気いってんじゃねーよ。バカ瑠維」
『バカっていう方がバカ!』
土「はいはい・・・・・」
『バァァァァカ!!』
歩いていくトシに言葉を投げつけた。
そして、私は思った事を口に出した。
『死ぬなよ土方コノヤロー!!』
土「・・・・矛盾しまくりだろ」
『だから私の代わりに巡回行って来い!!』
その言葉にトシはずっこけそうになったが、なんとか体勢を整えた。
私は自室に戻ろうとすると、呼びとめられた。
土「瑠維」
『なに?』
土「愛してる」
『んなっ////////』
土「じゃあな」
トシは微笑むと、そう言って巡回に行った。
『反則でしょ・・・・・あれ・・・・・』
私はその場にしゃがみこんだ。