第5章 男らしさは逞しさ。女らしさは・・・・手触り?
それから俺達は、新しくなった性別で生きて行くことになった。
十兵衛君は跡取りとして、立派になっていき、新八君は、出稽古に、神楽ちゃんは意味不明なことを・・・・・・
銀時は自分探しの旅に出てしまった。
『・・・・・で、総悟、あんたはかぶき町一の花魁ねェ』
沖「悪いですかィ?」
『俺は何しよっかな・・・・・』
沖「抱いてくれねェんですか?」
俺は総悟に気にいられ、何故か世話を焼いてくれる様になった。
『ん?元は女だぜ?体売ってる奴となんかヤりたくねぇよ』
絡みついてくる総悟を引きはがし、俺はトシの店へと向かった。
『ト~シ!』
土「・・・・・・毎日毎日・・・・・金はどうしてんだ」
『総悟に貰ってる』
土「こんの・・・・・ヒモが!!」
と言っても、俺はたいして飲んでいない。
客としてじゃなく、トシに絡む男どもを殴るために来てるのだ。
そして最近・・・・・・・
全「お~い!Ⅹ子ちゃ~ん」
全蔵がⅩ子を気にいったようで、毎日指名している。
土「・・・・・・は~い」
『・・・・トシ』
土「んだよ、仕事だから仕方ねぇだろ」
『女に・・・・戻りてェ』
俺の一言にトシは目を見開いた。
『・・・・・ごめん・・・・・・やっぱ何でもねぇわ』
俺は立ち上がると、店から去った。
「戻りたいんですね?」
すると、帰り道の途中で占い師に話しかけられる。
その声には聞き覚えがあった。
『ああ。まさか・・・・・・戻れるのか?万事屋・銀子さん?』
銀「ああ。行くか?」
『たりめーだ。もうこの体には飽きたしな』
ニヤリと笑うと、銀時も笑った。