第4章 男女逆転とか・・・・・・冗談でしょ?
『んだよ・・・・・』
土「おま・・・・・俺が男の時、そんなことしてねーだろ!?」
『してねぇな。でも、女に言い寄られてるのは知ってるぜ?』
俺が微笑むと、トシは引きつった笑いをする。
土「勝手に・・・・・・」
『ふぅん?トシには非がないと?』
土「・・・・・何もしてねぇ」
『へぇ?ま、いいけどな』
俺は近藤さんの額に軽くキスを落とした。
近「なっ!?」
『顔赤いっスよ?可愛いねェ』
土「近藤さんを巻き込むんじゃねェ!!」
『んじゃ、そーごー!!』
沖「なんですかィ?」
大声で総悟の名前を呼んだ。すると、部屋のふすまが開いて、総悟が俺に抱きつく。
土「な!?総悟、お前瑠維に近づくんじゃねェ!」
『いいじゃねぇか。減るもんじゃねぇし』
沖「そうでさぁ。女の時に近づいたら土方さんに殺されそうになるんでねェ」
総悟の頭を撫でてやりながら、近藤さんに言う。
『デコボッコ教でしたっけ?とりあえず、そいつらぶちのめさねぇと話が進まねぇな』
近「そうだね。女は女らしく、男は男らしく・・・・・だったよな」
沖「そうでさぁ。ま、俺や近藤さんは大丈夫か。でも・・・・・・」
『トシが・・・・・なぁ・・・・』
総悟と近藤さんと俺でトシを見る。
沖「どう頑張っても」
『救いようが』
近「ないんだよね」
土「うっせぇ!余計な御世話だ!」
トシは俺達に向かってキレてくる。
『じゃ、俺ァ街を見廻ってきますわ。ま、恐くなったら呼んでください。いつでも駆けつけますんでね』
必殺爽やかイケメンスマイル(自分で言ったら可笑しいだろ・・・・)を残して俺は去って行った。