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苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第27章 人の世のものとは見へぬ梅の花 



『銀時~・・・いる?』

呼び鈴を鳴らし、恐る恐る玄関を覗けば

新「どうなってるんですか?瑠維さん!」
神「なんでみんな、瑠維の事忘れてるネ!?」

なぜか凄い形相で仁王立ちしている神楽ちゃんと新八くんの姿があった。

『私の事・・・』
新「覚えてますよ!」
神「もちろんネ!真選組参謀で、トッシーの彼女の藤間瑠維アル!」

どうやら万事屋三人は覚えているらしい。

銀「来るのがおせぇ」
『ごめんごめん、追っ手撒くのに時間かかってさ』

二人に招き入れられ、奥の居間へ向かうと銀時が疲れた顔をして座っていた。

『どうしたの・・・?』
銀「お前と知り合いなのかどうか、ずっと尋問受けてたんだよ!ったく・・・お前の彼氏はねちっこいな!」

トシに事情を聞かれたのだろう。
あの人は生真面目だからそりゃあしつこい。

『それよりこれ、どうなってんの』
銀「俺に聞くな、お前が一番知ってるはずだろ!?」

知るわけねぇじゃん!!
大体、見廻りから帰ってきたらみんな私のこと忘れてました~ってどういう了見よ!

銀「まあ、なんで俺らがお前の事覚えてるのかはわかったけどな」
『え!?マジ?』
銀「マジマジ」

銀時は説明しようと口を開いたが、あ~、と言うと、直ぐにため息をついた。

『なに?』
銀「説明するのめんどいから、回想行きま~す。はい、タララララ~」
『なにそれ、すごい適当・・・』
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