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苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第26章 裏表なきは君子の扇かな 


総悟とトシが後を追ってくる。

目の前には近藤さんが・・・

『あっちゃ~、挟み撃ち』

私は走るスピードを落とさず、近藤さんに向かっていった。

最初は説得を試みていたのだろう。が、止まる気配のない私を見て、近藤さんは刀の柄に手をかけた。

でも、遅い。

私は一気にスピードをあげ、近藤さんが刀を抜く前に近藤さん愛刀の「虎血」を抜いた。

そのまま振り返り、総悟たちに向きなおる。

居合の要領で、刀を振り、二人の抜いていた剣を一気にたたき折った。

先に唖然とした総悟をラリアットでトシにぶつける。

そして、虎血を地面に突き刺し、向きを変えた直後、



後ろから、声が聞こえた気がした。









「あなたの居場所はここにはないよ」
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