第4章 男女逆転とか・・・・・・冗談でしょ?
私はいつも通り見回りと言う名のさぼりをおこなっていた。その年でさぼんなよ・・・・・とかは無視しておいてほしい。
そしていつもの団子屋で茶を飲んでいた。はずなのに・・・・・・・・・なんで・・・・・どうして・・・・・・
『なんで男ォォォォ!?』
目を開けていられないぐらい眩しい光がした。光が収まり、目を開けてみると、妙に体が重かった。そしてさっきよりも異常に目線が高い。
何事かと思い、ショーウィンドウに映った自分を見てみるとそこには・・・・・・・
自分で言うのもなんだが・・・・・凄まじくかっこいい、超絶イケメンが立っていた。
いや・・・・・いやいやいや・・・・・・
ヤバいよ!?めっさかっこいいから!!トシとか総悟よりもかっこいくね!?てか、こんな人いたら一発で惚れるわ!!
・・・・・って違ァァァァァァァァァう!!
今はそんなこと考えてる暇ないって!!てか、なんで男!?何で性別変わっちゃった!?
辺りを見渡すと、私と同じように混乱している人が数多くいた。そのことで、私だけじゃないとほんの少し安堵する。
だが、一人ではどうしようもない。
『・・・・とりあえず・・・・屯所に戻ろう』
そう呟くと、私は人込みを進んでいく。
街は混乱しており、女の時の背丈だと危なかっただろう。
髪は金髪で、身長は180は超えている。
普段なら間違いなくナンパされるような体つきに顔つきだ。
この格好で女言葉(まぁ・・・・・口が悪いから、女なのかは不明だが・・・・)は気色悪いだろうから、ここからは男言葉で話すことにしよう。
一人称も「私」から「俺」に変える。
いや、それはどうでもいいか。
とにかく・・・・・・
俺は・・・・いや、俺らは元に戻れるのだろうか・・・・・