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苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第24章 ラブレターを渡そう


土「とにかく、捨てろ。で、万事屋」

トシが私にくっついている銀時を睨みつけた。

土「離れろ」
銀「お~お~、嫉妬心丸出しですか。怖いねぇまったく」

銀時は私をトシの方に軽く押した。
別にそれしきで倒れるほど軟じゃないため、押されて少し前に躓く程度だった。

が、なぜか腕を引かれ、立ち上がったトシの胸にダイブした。

『ぶっ』
銀「つーことで、俺は失礼しますわ。瑠維、俺宛てのラブレター、いつでも待ってるからな」
土「あるわけねぇだろ、このクソ天パ」

私の代わりにトシが返事をすると、銀時はへらへら笑いながら出ていく。

近「じゃあ、トシ。俺ら行くな」
沖「俺も仕事に戻りまさぁ。抹殺しにきただけですしねぃ」

銀時に続き、近藤さんは、お妙さんのところに行ってくる!と意気込んで走って行った。

総悟は、瑠維が居たら捗らねぇや(土方死ね)。と恐ろしい( )を残していった。


土「瑠維」
『ん?』
土「コレ、中身見るか?」

便箋を振りながら私に見せるトシは、それはそれは厭らしい笑みを浮かべていて・・・

『見ない』
土「んでだよ」
『なんか企んでるじゃん』
土「企んでねーって」

トシは一旦、私を放すと座布団の上に胡坐をかいた。
私もその隣に座る。

土「結局見るんだろ」
『ライバル偵察』
土「・・・ライバルねぇ」

いぶかしげに見つめるトシを無視して、止まっている手を急かす。
子供をなだめるように、トシは私を撫でると便箋の封を切った。

中からは、可愛らしい字で・・・・とても真似できないような字で・・・・文が綴られていた。


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