第16章 誕生日♪誕生日♪・・・なのになんで・・・プールなの?
確かに言ってもらっていない。でも・・・別にさぁ・・・。
言い返せなくて、しゅんとしていると銀時はまた笑う。
とうとう根負けした。
『そうです、銀時の言う通りです。だったら悪い!?誕生日プレゼント欲しいし、おめでとうって言ってもらいたいよ!ガキみたいだけど・・・』
そう言い、銀時にその場に在ったうきわを投げつけ、プールに突き落とした。
『なんて言うと思った?そんなに私は可愛くないですよ~』
銀「瑠維、テメー!!」
怒鳴り声を背中に聞きながら、上様と話している近藤さんのところに行った。
近「おう!瑠維ちゃん」
・・・こいつら飲んでる・・・
近「いや~、将軍様に勧められてさぁ」
総悟もトシも飲んでいるようだ。
上様は飲んでおらず、悪い酔っ払いに絡まれてる図だ。
『上様も、一緒にこちらで遊びませんか?』
なんとか上様を銀時に押し付ける。いつの間にか、銀時も神楽ちゃん達を合流して楽しそうだ。
そして私は酔っ払いの席に戻る。
『何してるんですかァァァ!!勤務中ですよ!』
近藤さんの手からビールを奪い取った。
『これ以上飲んだら、プールに突き落として三人とも溺死させますからね!!』
近藤さんはほんの少し小さくなり、はい、と返事をした。
が、終わらないのはこのバカ二人で・・・
沖「瑠維が水着着るならいいですぜ」
土「用意してんだから着れ」
二人ともプールに突っ込んでやりました。
銀「全員水着で、お前だけはおかしいだろ。はい、着てこ~い」
『お前まで何ぬかしとんじゃァァァ!!』
こいつもプールに突っ込みました。
そよ「あ、私も見たいです。瑠維さん凄くスタイルがいいから・・・ダメですか?」
上目づかいで純粋そうにそよ姫さまがそう言ってくる。
・・・ダメだ・・・負ける・・・