第10章 烏野高校男子バレー部
桜「人聞きの悪い事を言うなって。紡には、慧太に詰め寄るみたいにはしないからさ。さ、夕飯の支度でも始めようか?」
「オレに詰め寄る時の桜太、鬼だかんな・・・桜太が刑事だったら、犯人すぐ降参するぜ・・・アレやられたら、誰もかなわねぇよ。紡は絶対に泣くだろな」
自身が過去にそうされた事を思い出し、ウンザリした顔を見せる。
桜「ん?どうかした?」
振り返りながら言う桜太に、いや、何でもないと答え、
「オレも手が空いてるし手伝うわ」
というと、慧太は灰皿を持ち、出てきた時のようにそっと中に入っていった。