第1章 辛い日々
私は、ただ…ひたすら痛みに耐え我慢した。
この学校に私の味方は誰ひとりとしていない。
これも全て…私のパパのせいだ。
「ゴホッ…」
殴られ蹴られを、繰り返され一時間経った頃か…
みんな飽きたようにゾロゾロと帰っていった。
私は、しばらく起き上がれなかったが30分かけてようやく起きることが出来た。
制服はボロボロ、髪はぐちゃぐちゃ…
こんな姿で歩くのは恥ずかしすぎる。
フラフラな足取りで私はやっと家に着く。
「ただいま…」
家に帰ってもお母さんの姿はない。
またか、、。
お母さんはもう毎日パチンコに通いつめている。
「はぁ…」
寝巻きに着替えて私はベッドに体重を預ける。
あちらこちら痛いけど、治療する気分にはなれずただ天井をぼーっと見ることしか出来なかった。