第1章 辛い日々
先生は見なかったことにするんだ。
担任だけじゃない、副担も校長も…この学校全ての人がイジメを私のことを見て見ぬふりする
良い学校という…顔を守るために。
周りにバレないように、大ごとにはしないんだ。
そんな、先生に期待なんかするのをやめた。
だから、今だって…
あちらこちら痛い身体を…辛い身体を起こし…黙って席に向かった。
…放課後も殴られて、蹴られてを繰り返されると思うと気が遠くなった。
「じゃあ、これで帰りの会を終わります」
終わった瞬間帰ろうと思ったのだけど…
私の机の周りには集団の女子がたっている。
この様子じゃ帰れなそうだ。
「あの…」
「…帰ろうとしてんじゃねーよ」
「死ねよ」
また、髪の毛を引っ張られて床に投げ飛ばされる。
他のクラスメイトはそそくさと帰ってしまった。