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人魚姫ストラテジー【HxH】【裏】

第15章 母と私


全部彼だった。
何もかも捧げたい。
いっそ、血潮になりたい。
永遠に、共に、いさせてください………



「あなただったんですね。」
そこまでを思い出し、ルルは目を開いた。
クロロはルルを抱き締めたまま、眠っていた。
嗚呼、記憶を亡くしている間の自分とだったら、結ばれていたんだ。
自分なのに自分じゃない。
彼はいつも話しかける時、ルルではないルルを求めている。
今抱き締めているのもきっと自分ではないのだろう。
夢の中で、せめて――。
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