第5章 住みついた感情
夢主side
一松くんはバレないように朝早く
私の家を出た
ブーッ
私のスマホが鳴った
『おはよー!
今日の朝ギリギリに登校してきて!
で、屋上にきてくれる?HRはさぼって
んじゃ待ってるね おそ松』
んーなんだろう…不安だけど
行くしかないよね
多分おそ松くんのことだから
結局行くことになると思うし
私はいつもよりちょっと遅めに家を出た
学校に着いて教室にいくと
一松くんはいなかった
(あれ、カバンはあるのに…)
私は疑問を抱きながらカバンをおいて
屋上へ向かった
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一松side
お「なんて…言うと思った?」
おそ松兄さんはニヤッと笑いながら
俺に言った
今おれはおそ松兄さんに
ロープでしばられている状況…
一「どういうこと」
お「お前ちゃんの家に泊まったんだろ」
ドキッ!
一(なんでおそ松兄さん知ってんだよ)
一「泊まってない…」
お「ありゃーおっかしいなー
俺の友達が朝お前がちゃんの
家から出たの見たっつってたんだけど」
一「……」
お「まぁいいや、そろそろ来ると思うし」
一「誰が来」ガチャッ
俺の言葉を遮って屋上のドアが開いた
一「っ!…なんで…」
そこには来るはずのないがいた
「一松くん?なんでここに…」