第8章 楽しい楽しい昼休み・・・?
◆「え・・・あ、いや、反対。
お父さんの方が義父ってことになる」
『あ・・・そうなんだ・・・』
・・・野蛮女の父親はパーティー会場で何度も見た。
野蛮女と凄く親しげに話していて、良く覚えている。
逆に母親との方がサバサバしていると言うか・・・
再婚していると聞いて、真っ先に父親の顔が出てきた。
実の親は父親だろうと・・・
◆「初めのころは、知らないおじさんが家にいるから
本当、ビックリしちゃったよね(笑)」
シュ「あ、そんな感じなんだ(笑)」
◆「うん、まだ6歳くらいだったから・・・
でも今では逆にビックリされるくらい仲いいけどね」
シュ「へ~、いいな、それ」
◆「まあね(笑)」
ユ「・・・加奈子のこと・・・
知らないことばっかりなんだな・・・」
島藤さんのつぶやきは、
微かに俺だけが聞き取れるくらいの、
本当に小さな声だった。