第9章 番外編 出会い
<修二side>
『父さん、じゃあ行ってくる』
洗面所にいる父親に声をかけた。
父「あぁ、行ってらっしゃい!」
そう、父親の声を聞き、
玄関に手をかけた。
父「修二」
『ん?』
振り向くと、
歯ブラシを持った父親が立っていた。
父「・・・その、悪いな、
大事な日なのに行ってやれなくて・・・」
まだ、そのことを気にしているようだ。
『だから、いいってば
気にすんなよ!』
父「・・・あ、あぁ、すまない、
じゃあ、たくさん友達作って来いよ」
『おう!任せとけっ!』
父親にガッツポーズを見せつけ、
勢いよく玄関を開けた。
晴天!快晴!
なんとまぁ、いい天気っ!
眩しすぎる太陽に目がやられてしまいそうだ。
あぁ、桜まで咲いちゃって・・・
まさに、入学式日和っ!