第8章 楽しい楽しい昼休み・・・?
シュ「うん、俺んち母親いなくってさ、
父さんも忙しいし、持ってこれないんだよ」
『あ・・・そうなんだ・・・ごめん』
しまった・・・
ホイホイ聞くもんじゃなかった・・・
シュ「謝んなよ!俺は、別に普通だし!」
『あ、そうか・・・』
そうは言われても
多少の罪悪感は拭えない。
シュ「あ、そう言えば・・・」
修二が思い出したように話し始めた。
『ん?』
シュ「入学したばっかの時、
桜井もそんなこと言ってなかったっけ?」
『・・・え?』
シュ「なぁ!そういう話してたよな!」
・・・え?
野蛮女は、両親いるよな・・・?
この前のパーティーでも会ったし・・・
◆「あぁ、そうね・・・
なんで出会って最初にあんな話してたのか
分からないけど、したわね(笑)」
ユ「・・・え?
どういうこと?」
島藤さんも知らなかったみたいだ。
◆「あぁ、私の家、再婚してるの
言ってなかったっけ?」
ユ「あ・・・うん・・・初めて聞いた」
◆「そうだっけ?ごめん、
別にわざわざ話すような内容でもなかったし
言ってなかったかもね」
ユ「・・・ううん、いいの」
『・・・お父さんの方が、実の親・・・?』
何となく気になって質問してみた。