第8章 楽しい楽しい昼休み・・・?
そして、今に至ります。
まぁ、少し補足すると、
あの後、
俺の弁当を見せながら「少し食べていいよ」と言ったら、
相沢君はイチコロであった。
ふふふ、
俺の家のシェフの腕を甘く見られては困る・・・
誰もがうまいという俺の弁当・・・
色どり・・・配置・・・バランス・・・
何を取っても素晴らしい・・・
あとで、礼を言っておこう・・・
『へ~、相沢君は去年から桜井さんと
一緒のクラスだったんだ~』
シュ「ほうはよ!へ、ひはほうはほほひはらは!」
(そうだよ!で、島藤は今年からだ!)
ユ「修二・・・口のもの食べてから話しなさいよ」
シュ「ほへん!(ごめん!)」
相沢君は美味しそうに俺の弁当を食べていた。
シュ「・・・てかさ、相沢君ってやめない?
ムズムズするんだけどっ!(笑)」
ユ「そうね、聞くたび、誰だっけ?ってなる」
シュ「・・・いや、俺の苗字くらい覚えとけよ!」
『じゃ、じゃあ、修二でいいかな?』
シュ「おう!じゃあ、俺も清玲って呼ぼ!」
『ああ、よろしく!』
修二は凄く話しやすくて明るいやつだ。
仲良くなれそう・・・
あ、そう言えば・・・
『修二は、いつもお弁当は持ってきてないの?』
今日がお弁当デビューな俺は、
そこがとても気になっていた。