第6章 実行委員
『ちょ、ちょっと・・・
もう、驚かさないでよ・・・』
急に声をかけられ、変な声を出してしまった・・・
セ「で、なんだったの?」
さっきからずっと、「なんだったの」を連呼されている。
『・・・何が?』
セ「だから、先生に呼ばれたのは
なんだったの?って聞いてるの」
なんだったのって・・・
臨海合宿の話し合いで来てるんだから
それ以外に何があるってのよ・・・
『・・・資料渡されたの、」
セ「何でお前だけ・・・」
『・・・・・・・・・・・・・・・』
な、なにその表情・・・
何でそんなに心配そうな顔してるの・・・
『べ、べつに、ただ私たち特進クラスは
別資料があるからってもらっただけよ』
何だってそんな顔されなきゃいけないのよ・・・
なんか、後味悪いじゃない・・・
セ「・・・・・あっそう・・・」
あっそうって・・・
こいつ、なんか変なんだけど・・・
『いいから、早く戻るわよ
次の授業で決めなきゃいけないこと
沢山あるんだから』