• テキストサイズ

恋のはなし。

第1章 季節外れの転校生








質問に答えただけなのに、

「何言ってんだこいつ」

とでも言いたげな顔で私を見てきた。








シュ「体質って・・・?」




その上で、また質問をされた。









『・・・いや、本当にイケメンを見て、
 かっこいいなとは思うけど、
 別にそれだけって言うか・・・』


「「・・・・・・・・・」」






ユ「え、じゃあ、俳優とか見ても、
  ・・・何とも思わないの?」


『うん。整ったお顔だこと。って思うだけ』


ユ「整ったお顔って・・・おばさんじゃないんだから・・・(笑)」




シュ「・・・島藤、やめとけ、やめとけ、
   こいつはババアの化身だ!!

   ・・・いっってえ!!」



思いっきり足を踏んでやった。



シュ「ぼ、暴力女!」

『うっさいわ!チビ!』

シュ「チビ言うなぁぁぁ!」







ユ「まあ、でも加奈子が「この人かっこいい♡」
  なんて言ってたら虫唾が走るけどね~」


『・・・唯ちゃん・・・ひどくない?・・・』


シュ「・・・いや、頭がいかれてんじゃね?

   っってええ!!」




次は反対の足を思いっきり踏んでやった。





『もう、いいの!体質なの!』

「「ふーん・・・」」

『ほら!授業!移動教室だよ!』

「「へーへー・・・」」







なんだその、納得してないみたいな目は。



仕方ないじゃん、本当なんだから。






私は2人のことは無視して教科書を鞄から出して準備を始めた。




/ 122ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp