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恋のはなし。

第1章 季節外れの転校生





間違いない。


この転校生は、






ナルシストだ・・・















なんと、季節外れにやってきたイケメン転校生が、

自意識過剰なナルシスト男だということが分かってしまいました。














『・・・あー、うん、結城君

 気が済んだなら、職員室行こうか・・・』




とりあえず、「早く教室戻りたい」
ただ、それだけだった。

しかし・・・





セ「ふふふーん」

急に、私を見て不敵な笑みを浮かべる。




『・・・な、なんですか』

セ「・・・気が済むなんてとんでもない」

『・・・はい?』





セ「俺に惚れないなんて、俺のプライドが許さない」


『・・・・はあ・・・』






セ「・・・俺の全てをかけて・・・」




じりじりと近寄ってくる。

え、なに?近い・・・







セ「・・・・・・絶対に惚れさせる」





『・・・ひゃ!?』

一瞬だった・・・






セ「・・・ん?」

ニヤリと笑われる。





『ちょ、い、いま!キ!キ!・・・っ』

そう、この男・・・




セ「ははっ、キキってなんだよ、ただのキスだろ?」




『!!!!!!』



セ「いってぇっ!!!」



『た、ただのキスだろ☆じゃないわよ!!!!!
 このナルシスト男!!!!』





『わ、・・・私の可愛いほっぺちゃんに
 何してくれてんだ!!!!』





この男。
さっきの一瞬の間に私の可愛いほっぺちゃんに

キキキ・・・キッスをかましてきたのだ。








セ「・・・はあ!?ナルシスト男だと!?
  ふざけんな!!ってかスネ蹴んじゃねーよ!!
  痣になったらどうすんだ、この野蛮女!!!」




『うるせえ!!反省しろ!!』


セ「あぁ!?するか!!絶対に惚れさせるからな!」


『黙って歩け!!寝言は寝て言え!!』


セ「同じ言葉、そのままそっくりお前に返すわ!!」





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