第9章 番外編 出会い
『ん?合ってないって・・・?』
質問してみると、
関さんは真ん丸の目で俺を見ていた。
関「え・・・だって・・・
私、浮いてない・・・?」
『え・・・・?』
浮いてる・・・?
バッ!
俺は、すぐに下を見た。
何もおかしいところは・・・ない・・・
関「えっ!なに?相沢君!?」
関さんは俺の急な動きに
ビックリした声を上げた。
『え・・・・?
だって・・・・・
浮いてるって・・・・・・』
俺はまじまじと関さんを見つめる。
関「・・・・・・え・・・・」
『ん?』
関「・・・・・・・・・・・・・・」
関「・・・・・・っぷ」
真剣に見つめる俺を見て、関さんが吹きだした。
『え?なんで?』
関「あははははははっ
相沢君・・・っ・・んふふふっ」
関さんは驚くくらい笑いだした。
『え、ちょっとー!
関さん、浮いてるって言ったじゃん!』
関「うふふふふっ
も、もうやめてっ
お腹いたいっ・・・あはははっ」
何が何だか分からないが、
関さんが泣きそうだった関さんが
笑顔になってくれたことは嬉しかった。
『・・・・もう、関さん笑いすぎ・・・』
やっと、関さんの笑いが治まってきた。
関「ご、ごめんっ(笑)
ビックリしちゃって・・・ふふっ」
たぶん、笑われてるのは分かっているが、
関さんの笑顔は全然嫌じゃなかった。
関さんとの会話は本当に楽しかった。
「ほんと、うるさいよなっ」
え・・・・?
急に聞こえた鋭い声に俺は驚いた。