第9章 番外編 出会い
「修二、おはよ!」
教室につくと、声をかけられた。
『あ、おはよ!』
昨日、仲良くなった隣の席の田中くんだった。
「昨日、反省文ちゃんと書いたか?」
『書いたよ~
提出したあともマダムの説教あって
すっげー長かったんだぜ?』
「まじかよ(笑)
あの先生有名だもんな~」
周りを見まわすと、
まだ桜井さんは来ていないみたいだ。
あと、5分だけど大丈夫かな?
ガラッ!
「うわっ」
勢いよく扉が開き、
近くにいた田中くんが驚いた。
◆「あ、ごめんなさい
強すぎちゃった」
登場したのは、桜井さんだった。
『桜井さん、おはよ』
◆「あぁ!相沢くん!おはよ!」
『間に合ったね』
◆「うん!絶対もう遅刻はしないよ!
皆勤賞狙ってるから」
『あはは、そうなんだ!』
桜井さんと話をしていると、
名簿を持った担任が入ってきた。
◆「あ、ごめん
じゃあまたね」
『うん』