第9章 番外編 出会い
ガチャ・・・
体育館の扉を開けると、
もう、新入生が整列していた。
やば~・・・
「ど、どう?」
『・・・やばいかも・・・』
「・・・・・・・・・え」
『とりあえず、入ろう」
「・・・うん・・・」
扉を開けて中に入った時、
「あなたたち!!!」
ビクッ!!
急な声に俺たちは同時に跳ねた。
後ろを向くと、
こっわい顔した女の先生が立っていた。
これは、やばい・・・
「あなた達、新入生ですか!?
初日から遅刻とはどういうことですか!」
「『・・・すみません』」
やばい・・・
めちゃくちゃ怒ってる・・・
この先生って、
怒ったら止まらないって有名な
マダムっていう先生じゃね・・・?
「初日からこんなんじゃ先が思いやられます!!
中学生気分でいられたら、周りが迷惑なんですよ!?
分かってるんですか!?」
「『・・・・・はい』」
やばい・・・
本当に止まらない・・・
隣の女の子を見ると、
見るからにしょげている。
「しっかりしてください!
これからは、自分でやらないといけないことだって
沢山あるんですよ!?
自己管理くらいやりなさいっ!」
あぁ・・・、
まだ続くのかな・・・
もう、反省してるんで
開放してください・・・
「2人とも、今日は反省文書き終わるまで
帰しませんから!!」
・・・・・・・え・・・