• テキストサイズ

恋のはなし。

第9章 番外編 出会い












◆「あのっ!!!」





『・・・・・・っ』



肩をゆすられて目が覚めた。





目の前には、こげ茶の髪の女の子が
顔を真っ青にしながら
俺を見下ろしている。





『・・・えっ』







◆「あのっ!

  誰もいないんだけど!」







『誰も・・・、

 いない・・・?』


あー、頭が働かない。
誰もいないって、なんだ・・・?



誰もいない・・・?


周りを見ると、




あ・・・、

本当だ・・・誰もいない・・・



・・・・・ん?・・・

・・・なんで誰もいないんだっけ・・・?

ってか、俺何してたんだっけ・・・?



・・・あっ・・・









『えっ!!!
 誰もいないじゃん!!』


◆「だから、そう言ってんじゃんっ!!!」


見事に突っ込まれた。



さっきまで、新入生が沢山いたのに
周りには誰もいなくなっていた。





うそ!?
俺まで寝ちゃってたの!?

俺の馬鹿!!







◆「どどど、どうしよう・・・」


女の子を見ると、
あわあわ言いながら
見るからに焦っている。


◆「み、みんな、どこいちゃったの・・・?」


『どこって、まぁ体育館だと思うけど・・・
 とりあえず、急ごう?』


◆「え、あ・・・うんっ!」







場所は分かる。






ただ、

間に合うかどうか・・・



/ 122ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp