第9章 番外編 出会い
俺の夢・・・
それは、高校生になったら
身長が170cmになっていること。
まぁ、夢というか、事実というか・・・
そうなることが当たり前だと思っていた。
なぜなら、
健太も含め、同級生はみんな
中学で異様な成長を遂げていた。
だから、俺もみんなと同様
身長がぐんぐん伸びると思っていた。
しかし・・・
俺の第二次成長は、
どうやら、長期戦で戦っているようだ・・・
ま、まぁ俺は大器晩成型だしな・・・
高校で伸びればいい。
だ、大学生までに170cmって
ことにすれば良いんだ・・・
ケ「・・・牛乳、腹壊すほど飲んだのにな・・・」
『・・・あれは、忘れてくれ・・・』
カルシウム摂取のため、
牛乳を飲みすぎて、
持久走の練習中、そのまま
トイレにエスケープした経験もある。
『中学に入学した時は、
健太も俺と一緒くらいだったのに・・・』
ケ「な~、
・・・成長痛が凄かった・・・」
『健太っ!
ケンカ売ってんのかよ!』
ケ「売ってないって(笑)
気にしすぎ(笑)」
成長痛なんて感じたことない・・・
身体はいつだって絶好調だった。
ケ「でも、まぁ修二は足大きいし
きっと伸びるっしょ」
『あっ!!やっぱそうだよな!!
足でかいもんな!可能性しかないよな!』
足のサイズが大きいと、身長も伸びる。
これは、かなり信用できる情報だと思う。
まだ、すがれるものがある!!!
ケ「あ、そうだ」
急に何かを思い出したように
話し出した。