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七色の片想い【うたの☆プリンスさまっ♪】

第2章 ~一十木音也の場合~



「北橋…?」

音也くんは、私を不思議そうな顔で見つめている。

「えーっと…。」

じっと見つめられて、顔がだんだん熱くなる。

頑張れ私…!…勇気を出すんだ…!!

すーっと深呼吸をして、心を落ち着かせてから

「…心配してくれて…ありがとね!」

と微笑んで見せた。

「うん!北橋ってなんか、ほっとけなくってさ…!」

音也くんは笑顔になって言う。

わたしはもう一度、“ありがとう”という代わりに精一杯の笑顔で頷いた。









私の片想いの色は…太陽みたいにあったかい赤でした—。


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