• テキストサイズ

七色の片想い【うたの☆プリンスさまっ♪】

第6章 ~神宮寺レンの場合~


私は精一杯の笑顔で、初めて神宮寺さんに言葉を発した。

「…ありがとう。」

神宮寺さんは、私の耳元に口を近づけて

「いつもキミの熱い視線が気になっていたんだよ。」

と言って笑った。

吐息が耳に触れるだけで痺れるように熱くなる。

それだけじゃない。

神宮寺さんの“いつも”という言葉が嬉しかった。

神宮寺さんが私に気づいてくれていた、そう考えただけで幸せな気持ちになる。

ただの勘違いかもしれないけど、少しは“特別”になれたんだよね…!

背中を押してくれた愛結美に対して、感謝の気持ちでいっぱいになった。














私の片想いの色は…熱く燃える夕陽のようなオレンジでしたー。




/ 32ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp