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七色の片想い【うたの☆プリンスさまっ♪】

第4章 ~四ノ宮那月の場合~


「ありがとう!でも、那月くんが風邪を引いたらもっと大変だよ?」

私は那月くんの肩に手に持っていたブレザーを掛けた。

「ありがとうございます!」

那月くんの表情が見えないのが残念だけど、きっと笑ってくれていると思う。

「あんまり遅いと、あなたのルームメイトさんも心配しちゃいますね…。
そーだ、今度二人でプラネタリウム行きましょう!
そのとき、もっともっとお話したいです!」

那月くんは嬉しそうな声で提案した。

まさかのお誘いに心臓はドキドキと音を立てる。

もちろん、返事は…



「はい!」






私の片想いの色は…夜空に輝く星のような明るい黄色でしたー。






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