第1章 出会っちゃったねぇ。
1時間くらいだろうか。
色々と踠いてみたけれど、
なにも起きない、なにも出来ない。
すると、ガチャっと
開かずの扉が開いた。
さっきの小島さんだろうか。
?「…やぁ。気づいたかな?」
だ、誰。いや、見たことある…。
「あ、芸能人の…嵐の…」
大野「そう。大野智だよ。ちゃん。」
テレビで見るときとは違う、
何とも言えない笑みを浮かべる。
怖い。
この人やばい気がする。
「あの!何でこんなこと!私、
行かなければ行けないところが!」
大野「お父さん?ああ、あれは
嘘だからね!安心して。」
お父さん。よかった…。
「あと…娘のお迎えが…!」
大野「…娘?娘いたのか。」
小島「すみません…。今から
迎えに行ってきます。」
大野「娘さんもここに連れてくるから。
だから安心してね?」
だめ!あの子だけは!!
「私も行きます!私がいないと
引き渡し出来ないので!」
これは本当のこと。
他の人が迎えにくる場合は
事前に保育園に連絡しなければ
ならない。