• テキストサイズ

大野くんの秘密ごと…

第1章 出会っちゃったねぇ。





「あ…はぁ…。それで父の容態は…!」



…そこから記憶が途切れた。





何か、布のようなものを小島さんに

口元に持ってこられた…ような…。









「…ん…。」




気づくと、コンクリートの壁が目に入った。



7月とは思えない、冷たい空間。



雨が降ってきたのだろうか、


とても湿気ている。






!…そんなことよりお父さんは!




起き上がると、

何もない空間が広がっていた。


私のカバンは…ない。




どうしよう。とても嫌な予感がする。




扉は開かない。








窓ひとつない空間で


何もできない自分に嫌気がさした。











/ 129ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp