第4章 第4章
私を呼んでいたのは燭台切だった。
『燭台切…私、寝てた?』
「うん。凄く魘されてたよ。大丈夫?気分は悪くないかい?」
燭台切が私の背中をさすりながら聞いてくる。
ふと、手に暖かさを感じて そちらを見ると燭台切が背中をさすっている方とは逆の手で私の手を握ってくれていた。
『………と。』
燭台切「??何て言ったんだい」
『あ…ありがとう!…手、握ってくれてて…それに側にいてくれて……』
人にあまりされた経験のないコトを色々されて何て言ったらいいか。と考えながら言ったら言葉を出していくにつれて、どんどん声が小さくなってしまっていた。
燭台切「…ふふ。どういたしまして。僕はいつでも、主の側にいるし支えてあげるよ。」
そう言って、燭台切は私の頭を優しく撫でた。