第3章 第3章
僕は眠っている主を起こさないようにゆっくりと抱きかかえて広間を出た。
広間を出たら、長谷部くんの声が襖越しに聞こえてきた。
長谷部「みんな、すまないが主はお休みになってしまったので今日は各自、自由に解散とする!」
部屋に着いた僕は主を一旦おろして、すぐに布団を敷き再び主を抱きかかえて ゆっくりと布団の上に寝かせた。
『スー…スー…』
僕は寝ている主の横に腰を下ろし主の顔を覗き込んでみた。
全く起きる気配はなく気持ちよさそうに寝息を立てている。
燭台切「ふふ…今日はいろいろあって疲れたよね。ゆっくりお休み。」
主の頭を優しく撫でて、僕は部屋を後にした。