第1章 第1章
『え!で、でも待って私明日も仕事が⁉︎』
スッと意識が戻ってきて焦りながら聞いてみた。
燭台切「その心配はないよ。きっとこんのすけ達の方で仕事の方は何とかなると思うよ。だから、主はのんびりと僕達と一緒にココで暮らしていこ。」
普通に聞いたら危ないとか思うかもしれないけど…
【何でできないの⁉︎】
【貴女はやらなくていい。他の人がスグにやってくれるから】
今日遭ったコトがまた頭の中をよぎり、そんなトコから逃げたいと思ったからか燭台切の言葉に安心を抱いた。
燭台切「主、どうしたの?辛そうな顔をしているけど…」
さっき思い出したからか少し顔に出ていたようで燭台切が心配をしてくれた。
ただ、それだけだけど 嬉しかった。
『うぅ…グスッ』
長谷部「あ!主!!!!!どうなさったのですか⁉︎燭台切に何か言われたのですか⁉︎それとも具合が悪いのですか⁉︎」
私が急に泣き出したから長谷部がスゴく取り乱していた。
よしよし。
燭台切「大丈夫だよ。これからは僕等が一緒だから、ね」
長谷部に構うコトなく。燭台切が優しく頭を撫でてくれ涙をそっと拭ってくれた。
『うん。ありがとう』
燭台切「そうだ。今日、主が来るから皆で宴をしようってなったんだ。皆広間で待ってるから行こうか」