第1章 第1章
長谷部「んっんん!燭台切。いきなり出てきて人のセリフを持っていくとは頂けないな。」
燭台切「あはは。ゴメンね長谷部くん。ついね」
長谷部「まったく。」
2人のやり取りをボーッと見ていたら燭台切光忠がコチラの視線に気づき、私の前まで歩いてきた。
燭台切「やっと会えたね。主」
『あ、えっと…うん。』
燭台切の爽やかスマイルについ俯いてしまう。
長谷部「燭台切。今、主にコチラに来た経緯を話しているんだが、話を戻しても良いか?」
燭台切「あぁ、そうだったね。続きをどうぞ」
長谷部「主、失礼しました。話を戻させていただきます。その手紙はあぶり出しでしたので火で炙らないと文字が出てこないのです」
何でそんな面倒なコトしたんだろ…と私は思った。