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【HQ】それぞれの愛のカタチ
第6章 クロアテュール
音がしないように中に入ると、そこにいたのは柊だった。
思いもしない人物に驚き、
「柊!?」
と、声を出してしまった。
慌てて口を塞いでも、もう遅い。
「し、白布先輩!」
そう言った彼女の目元は少し腫れていた。
…ここで泣いていたのは、柊だ。
「…どうかしたの」
「うぅ…」
「俺で良ければ話聞くけど?」
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