• テキストサイズ

【HQ】それぞれの愛のカタチ

第2章 特別


なんだか、やけに保健室が遠く感じる。

頭は痛いし、怠いし、もう最悪だった。

だけど、柊と2人っきりになれたのは嬉しかった。





いつの間にか保健室に着いていた。

頭がぼーっとする。

保健医に見てもらい、ベッドに寝かされる。

「私、一回戻ります。少し経ったら、様子見に来ますね!」

柊はそう言って、カーテンをシャッと閉めて戻って行った。

彼女が部屋を出ると、訪れたのは静寂。

保健医の作業の音と、俺の呼吸音だけが室内に響く。

頭痛と怠さに耐えながら、ついさっき去って行った柊のことを考える。
/ 35ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp