【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第3章 出会い
セリシアside
目が覚めるとそこはしらないところだった。
まあ、よくある小説に出てくる感じだ。
本当にこうなるとは思ってもみなかったけど。
っていうか、本当にここはどこ??
左の方に人の気配を感じて、左を向く。
ベッドに横になっている私の体は、顔だけ左を向くことができた。
まあ、当たり前の話なんだけど、そこにいたのは知らない女の人。
するとその人は、立ち上がって部屋を出ようとする。
「少々お待ちください。」
とボクに言い残して。
別に待つのはいい。
考える時間ができた。
「えーと・・・。」
たしか、ボクはこの国について、普通にしてたはず。
だから、捕まるとかはないだろう。
たしか、途中で誰かにぶつかったんだよね。
それでー、んーと、なにがあった??
思い出せない…。
なんか、倒れた気がするんだけど…。
ガチャッ。
ドアが開いた。
そこから出てきたのは…