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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第22章 勝利


セリシアside


「セリシアさん、デアルさん・・・。船の操縦、できたんですか・・・?」

「えー?あー、うん、まあね。」

「まあ一応王族だったんで・・・。」

「お、王族って操縦できるんですね・・・。」

いざシンドリアへ行こうとしたとき。
船の操縦士は気絶させてなかったんだけどね。
それがあだとなったのか・・・。
逃げられちゃった、的な。
じゃあ、帰れねージャン、ということで私とデアルで交代で船の操縦中。
久しぶりだなあ、操縦。

「んー。まあ、少なくとも私らはできるんですよ。スノーウェルの家系って、必ず一回旅するんですよ。その時のためらしいです。」

「学問はもちろんで、12歳までに全部教わります。」

「ぜ、全部??」

「えーと・・・。基礎的なやつはもちろん(中学生までの過程を指すよ!by作者)で、経済学から物理学、その他もろもろを全部です。」

まあ、経済学は13歳で詳しくやった気もするけど。
12歳までに、それら全部の基礎を習ったわけで。

「王族ってすごいですね・・・。見直します。」

「ね。当時はめんどくさかったけど、これが案外役立つんだよねえ。船の操縦術はちょっと特別的だけど、家庭的なこともやるし。だから政務もできるんだよ。」

スノーウェル家の簡単な事情を知ってもらったということで・・・。
うん、なんかどうでもいい感じの話ししかしてないね。

「あ、そろそろつきまーす。」
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