【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第15章 休息。
セリシアside
コンコン
「あのー、シンドバッドさん??」
「ん?おお、来たか。その手に持ってるものからして、ここに直行したって感じだな。」
「あ、はい。」
まあ暇だったし、すぐに来た。
そういえば、シンドバッドさんも仕事中だった…。
「すいません、仕事中に…。」
「いや、いいんだ。そろそろ休憩しようとしてたとこだ。」
しかしまあ、ジャーファルさんも厳しいね…。
机の上には山積みの資料。
これ全部仕事だよな、どうみても。
「着てみたか?」
「あ、まだです・・・。」
「着てみなさい。サイズは合うと思うが。」
そうか、サイズが合うか確かめなきゃだったか。
すっかり忘れてた。
というかそもそも、着てもどのくらいの長さかわからないけど。
「羽織るだけでいい。帯ももらっただろうけど、べつにしなくて構わないしな。」