第14章 ついに暴露。

セリシアside


「俺がこのことを話すことにしたのに、理由は3つあります。ひとつは簡単な話です。セリシアが馬鹿だからです。」

「はあ！？」

なんで、私が馬鹿だから話したのよ！？
っていうか、バカっていうかふつー。

「こいつは馬鹿だ。すぐに人を信じようとする。疑うことは知ってる。・・・多分。」

知ってるよ、疑うことくらい。
じゃなきゃ生きれないって。

「だからこいつ、秘密を抱えてることが良心を傷ませてたらしいんですね。だれにでも秘密はあるというのに。」

それは、否定できない・・・。

「だから、セリシアの良心のためにも、話しました。」

「まあ、おそらく筋は通っているな。」

「そりゃそうでしょう。事実ですし。で、二つ目。あなたを試すためだ。」

さっきも言ってたけど・・・。
試すって、なにを？
噂道理かどうか？
いまいちわからんなー・・・。

「さっきも言ってたな。どういう意味か、詳しく説明してもらえるかな？」