【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第13章 宴でのハプニング
セリシアside
「「あ。」」
ジャーファルさんと目があった。
そして、しちゃいけないとも思いながら、ついジャーファルさんの唇を見てしまう・・・。
私、あの人とキスしたんだよね…。
記憶がないとはいえ、すっごく恥ずかしい!!
今までどんな顔して会ってたっけ?
「ふーん・・・。やっぱりそうなるか。」
なんかすっごいピス姉が嬉しそうににやけてるんだけど。
「2人とも顔まっかじゃない。」
え?
と思ってジャーファルさんの顔を見る。
確かに赤い・・・。
ってことは、私も真っ赤ってことだよね!?
「「・・・!!」」
今目があった。
急いで顔をそらす、というかうつむく。
ホント、恥ずかしすぎるんだけどぉ!!!
「さ、飯食おうぜ。」
だしぬけにシャルルカンさんが言った。
それでようやく、少しは気持ちを落ちつけられた・・・。