第13章 宴でのハプニング

セリシアside

「うんうん、セリシアの気持ちもわかったことだし、行きますか。」

「そうねー。セリシア、酔いは大丈夫？」

「酔いは大丈夫。だけど、それよりもう、頭がパンクしそう・・・。」

「そんなに？別に衝撃的なことでもないと思うけど。」

「だってセリシア、見ればわからなくはないよ。」

・・・え？
見れば、分からなくはない・・・。
ってつまり？

「え！？そうなの！？」

「うん。」

「自覚なかったのなら何とも言えないけど、それなりにわかるよ？」

マジですか…。

「じゃ、じゃあさ、…ばれてるかな？」

「それはないと断言できると思う。ジャーファルさん、そっちの方面は鈍感なところあるからね。」

「そーそー。というか、興味も何もないしね。」

そ、そうなんだ・・・。
興味も何もないって、気にならないってことか…。