【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第10章 副政務官
セリシアside
「お前さ、副政務官になったんだって??」
「はい。」
剣技の休憩中、シャルルカンさんが聞いてきた。
「お前、よくやる気になったな。」
「え??」
「だってよ、ずっと机に向かってるのって疲れんだろ。」
「まあ、疲れましたね。」
・・・あれは気疲れがすごいんだろうね。
「だろ?ま、引き受けたんだったら、頑張れよ。」
「はい!」
「さて、やるか。」
「お願いしまっす!!」
さっきまでやっていた剣技をやるのだ。
実演と言うか、実戦で使うようにやる。
見よう見まねじゃ、そのわざを100%ものにはできないからね。
「よーい・・・スタート!」
掛け声で試合を始める。
前よりも、長く息が持つようになった気がする。
2日間って、案外大切なんだね。