第6章 2nd Night 【ルカ・クレメンス】※R-18
「あぁっっ……」
身体が沈みこむと同時に
ルカがレイアの中へ広がっていく。
再び押し寄せる、甘いしびれ。快楽の波。
「んぁ……ルカ…」
「あなたの中……あたたかい」
わずかにレイアの方が目線が上になる。
見上げるように見つめるルカの瞳が
潤んでいてたまらなく艶っぽい。
「…動かすよ」
「……ぁ…あぁっ…あっ…ル、ルカぁっ…!!」
ルカは下から力強く突きあげてきた。
お互いの肌がぶつかり合う音が部屋に響き
その激しさを物語る。
それはルカの欲望そのもので
レイアはただルカにしがみつき
その欲望を淡々と受け入れるほかなかった。
しかし
「男性の欲」を受け入れることに
少しずつ慣れていっていることも事実で
徐々に「戸惑い」や「恐怖」が薄れていることを
レイアは感じていた。
ルカがどういうつもりで
どんな思いで今ここにいるのかは計り知れないが
何度も何度もぶつけられるルカ自身の「欲」は
まぎれもなくレイアをめがけて
レイアを求めて打ちつけられている、と
そう確信させてくれるようだった。
「あぁっ…ルカ…ルカぁ……あっ…ぁ…」
「レイア……いい…?」
「ん……ぁ……っ」
「気持ちいい?」
「……ん…いぃ……ルカぁ…いい…よぉ…ぁ……」
「……俺もだよ」
突きあげる速度が増していく。
ルカはそのまま、胸の頂に指をかけてはじいた。
「あぁぁっ……ルカっ……だ、めぇ……っ」
急速に締まっていく蜜壺。
ルカは律動を速めていく。
「……ダメだ……イキそ…」
「…んんっ…ぁ……あぁっ……」
ルカはその瞬間、レイアの頭を抱いて唇を噛みつくように奪った。
「んんっ……んーっ…!!」
二人の身体が青白くぼぅっと光った。
ルカは最後に突き上げて
己の白濁をレイアへ一気に注ぎこんだ。
全ての欲が吐き出され終わった頃
ルカがやっと唇を解放する。
お互いに呼吸を乱しながら
二人はそのまま向き合ってしばし抱き合っていた。