第33章 last 4d night【シリウス、セス】※R-18
ようやくシリウスの舌から解放され、レイアは乱れた呼吸をこぼした。
はだけたブラウスから覗く上気した胸元。
乱れたスカートから伸びる弛緩した脚には
透明な蜜の伝った跡が、月明かりに照らされ光っている。
「レイア……」
シリウスが後ろから労るように頭を撫でる。
「こっち……向けるか?」
呼吸が徐々に落ち着き、こくりと頷いたレイアはソファから降りるとシリウスの前にひざまづいた。
目の前には服の上からでも明らかに分かるほど盛り上がったシリウス自身が迫る。
すると後ろからそっとレイアの髪を撫でる温かな手が触れる。
「ぁ………」
レイアが僅かに振り向くと、信じられないほど柔らかな笑みを浮かべたセスの顔があった。
「いい子ねぇ……アリスちゃん……本当に優しくて……」
少し汗ばんだ頬を指で撫で、掬った髪を耳にかける。
「レイア」
シリウスがレイアの顎をすくう。
目の前にはそそり立ったシリウス自身が既に露呈していた。
溢れ出した先走りの蜜に、レイアの舌がゆっくり絡む。
「……んっ………ぅ……っ」
シリウスの腰が僅かに揺れ、掠れた声が落ちる。
水音が立てられる度にシリウスはため息混じりにレイアの髪を撫でる。
「偉いわね……アリスちゃん。そんなアリスちゃんには……ご褒美あげないとね……」
背後に響く、ベルトを外す金属音。
ふいに捲り上げられるスカート。晒されたレイアの蜜壺は甘い香りを漂わせる。
「……んぁっ………」
濡れそぼったレイアの中心に、シリウスに負けないほどの熱くたぎったモノが触れる。
「アリスちゃん………もう、逃がさねぇぞ…」
セスの声色が変わった瞬間、レイアの蜜壺は最奥まで一気に貫かれた。
「……んぅぅっっ!!……ああぁっ!!」
突然与えられた衝撃に、喉奥までくわえ込んでいたレイアは耐え切れず嬌声を上げた。
「やーん…っ……アリスちゃ……すっごく熱いわぁ……っ」
再びオネエの声に戻りながらも、その力強い律動は男そのものだった。
後ろからの鋭い衝撃に、レイアはシリウス自身を含む余裕がなくなる。
それを察したシリウスはそっとレイアの髪を撫でた。
「……っ」