第18章 8th Night【カイル・アッシュ】※R-18

レイアの頬が微かに赤くなり、目が潤みだす。

「カイル……なんか…変……」

するとカイルはレイアの顎を指先でとらえ、顔を覗きこんだ。


「……効いてきたな」


「……っ」


間近にカイルの金色の瞳が迫ってくるだけで
甘いしびれが微かに身体に伝わる。



「……力抜け、抵抗すんな…」


そう言ってカイルはレイアの両頬を包み込むと
唇を重ねた。


「……んっ……んん…」


唇が触れただけで、まるで胸の頂に触れられたかのような快楽が全身に広がる。


「…んっ……んぁ…」


カイルの舌が絡められるのを待てず、レイアは彼の首元に腕を回した。


「……ん…んんっ……んふっ…」


どちらともなくお互いが舌を絡め合い、水音が立てられる。


その水音にさえも胸が高鳴り、熱がどんどん上がっていく。



「……んはぁっ……はぁ…はぁ……カイル…」


潤んだ熱っぽい目をしながらも、自分自身の身体に戸惑うレイアを、カイルはそっと髪を撫でて微笑む。


「…大丈夫だ、さっきの薬の効果だからよ……」


カイルはそのままレイアのブラウスのボタンを外しながら
再び唇を重ねた。



「ん……んぅ……」


服を脱がされる時間さえもどかしい。
早く触ってほしい場所が沢山ある。

いや、全部触ってほしい。


身体じゅう全てが敏感になってしまったような感覚を覚えたレイアは
服が肌に擦れるのですら、切ないうずきを覚えるのだった。


「……ん…カイ、ル……っ…」


待ってられない。


もっと触ってほしい。



カイルを呼ぶ声に、そんな気持ちがこもってしまう。



カイルはそれに答えるように、露わになった胸の頂をかみつくように口へ含んだ。


「あぁっ…！………やっ…あぁっ…！」


何度も何度もレイアの身体がびくん、びくんと震える。


「あぁん…っ……も、だめ……あぁっ…！！」


ほんの少し舐められただけで、レイアは軽く絶頂を迎えてしまった。


「……すげー効果だなこれ…」


「あぁっ……あんっ……あっ…ぁ……っ！」


感心しながらカイルは指先での猛攻を止めない。


「カイル、カイルだめ……あ……イク…も、だめ…っ！！」


レイアの身体が再び大きく震えた。