第16章 7th Night【ゼロ】※R-18
……その後更に2度絶頂を迎えたレイアは
肩で息をしながらベッドの上に横たわっていた。
さすがにゼロも呼吸を乱しながら
レイアを見下ろす。
「すまない…無理、させたか」
「……ううん、大丈夫…」
「……そろそろ、俺も…限界だな…」
そう呟くと、うつ伏せ気味だったレイアの腰を起こし
後ろから蜜壺へ己を沈みこませた。
「んあぁっ……ゼロっ……あぁっ…!」
まだ僅かにけいれんするレイアの中心が
再び快楽に包まれ、落ちていく。
ゼロ自身が抜き差しされるたびに
レイアの蜜が雫となってこぼれていく。
「あぁっ…あっ…あっ……ぁ…」
大きなストロークで最奥がじりじりとしびれる。
「………んっ…」
ゼロが眉根を寄せ、更に律動が速まった。
「あっ…ぁ……あ…ゼロ…ぉ……イキそ…」
「……っ…俺も、だ……」
ゼロが腰を抱え込み、肌と肌がぶつかる音がさらに増した。
「あぁっ……あっ…イク…ゼロ……イッちゃう…っ!!」
レイアの背中が反りかえり、二人の身体は青白い光を帯びた。
「……ぁ…ああぁっ……!!」
次の瞬間、ゼロの白濁はレイアの蜜壺へと放たれ、溢れかえっていった。
「もっと優しくするつもりだったが…すまなかったな」
互いにシャワーを済ませ、身支度を整えたゼロがすまなそうに告げた。
「ううん、ゼロ優しかったよ」
夜着をまとったレイアは、ベッドの上で笑みながら答える。
その純粋なあどけない笑顔に、ゼロは再び心がぐらつく。
「……今日は、つくづくヨナの気持ちが理解できる日だった」
「え?」
「いや…なんでもない。…そうだレイア」
ゼロはベッドのふちに腰掛けてレイアの顔を覗きこむ。
「…ヨナに何か伝えることはあるか?」
「えっ…?ヨナ、に…?」
(急に言われても…どうしよう…)
しばらく沈黙し考え込んだ末、レイアはゼロにヨナへの言伝を告げた。
ゼロはふっと笑うと
「分かった……確実に伝えよう」
そう言って、レイアの額にキスをした。
「…温かくして休め」
「あ…」
顔を染めたレイアに微笑みかけ、ゼロは月小屋を後にした。