第8章 サキュバスは夢の世界で淫らに生きてる
目を開けるとそこはふわふわと目の前を雲が流れるなんともメルヘンな世界だった、
薄いピンクの雲が目の前を漂い、空は水色に虹がかかっている
自分が横たわっているのも雲の上だと気づく
「···私にこんな趣味があったとは」
夢は自分の理想を描いていると言うが、私がこんな甘々なメルヘンな子だったとは知らなかった。
カラフルな角のユニコーンが向こうで揺れている。メリーゴーランドだろうか
起き上がると自分が透けるベビードレスしか身に着けていないことに気付いた。ショーツすらつけていない
とりあえずふわふわした雲から降りてユニコーン目指して歩いてみる事にした。
オルゴールの鳴っている不思議な空間は寒くも暑くもなく、快適だ。
周りを見渡しても果てがよく分からない。
ハートのラグに唇の形のソファや、虹色のアルパカの実物大の置物など女子が写真を撮りたくなる空間みたいだ。
ユニコーンが見える場所まで行くと思ってたよりメルヘンではないことに気づいた。
ソファに四つん這いで尻だけを高く掲げた少年にまさに馬並みのアレをユニコーンが突き立てている。
少年には小さな白い羽根が生えていて金髪の髪はくりくりとしていて色白な肌をピンクに染めている
鈴のやうな愛らしい喘ぎ声でもっと、気持ち良いよぉとユニコーンにねだって腰を自ら振っている
ユニコーンも長いまつげをバサバサ、しっぽも振りながらエグいほど天使を突き上げる
私の夢らしくなってきたなと一人盛り上がってきた所で後ろからセクシーな女性に声をかけられた
「素敵でしょ?この子天使なのにユニコーンを愛していたの。だから私が愛のキューピットになってあげたのよ」
そう楽しそうに笑うのは夜空の様な紺の長いパーマの髪をかき上げる薄紫の肌をした女性だった
女性はタイトな真紅のロングドレスを来て雲に寝転んでいる